不動産売却 『買取』での売却方法とは?

不動産売却

『買取』とは、不動産会社が売却する不動産を買取る方法です。

売主である現在の不動産所有者が、買主である不動産会社と直接取引を行うのが、『買取』といわれる不動産の売却方法です。

『買取』のメリット

●仲介と比べて売却期間が短い

買取査定価格に納得がいけば、一般個人の買主を探す必要もなく、売買契約から引渡まで短期間で売却完了します。

●購入希望者の内覧に対応する必要が無い

売却不動産に居住中の場合に、一般個人の買主の場合は見ず知らずの他人に家の隅々まで見せることになり、内覧に負担を感じる人もいます。その点、買取では買取不動産会社のみの内覧なので、不特定多数の購入希望差者が内覧することはありません。

●仲介手数料が不要

『買取』では、買主である不動産会社と直接取引となり、仲介手数料は不要です。

●広告に掲載しないので近所に知られずに売却できる

『買取』ではネット・チラシを含めて、売却物件として広告に掲載されることはありません。売主の事情で売却を知られたくない場合など、売主の事情によっては大きなメリットになります。

●契約不適合責任が免責になることも

売却した不動産にシロアリや雨漏りなどの欠陥があると、原則として売主は契約不適合責任を負うことになります。しかし、宅建業法によって契約不適合責任が規定されているのは、買主が個人の場合のみです。『買取』の場合、買主が宅地建物取引業者のため契約不適合責任が免責になります。

●築古の不動産でも売りやすい

一般の不動産市場では、築古で見栄えも悪く設備も老朽化した不動産は、買主も現れにくく、相当の時間がかかるのが現状です。『買取』では築古で見栄えが悪くても、買取ってもらえる可能性があります。

●事件や事故のあった物件でも可能

いわゆる事故物件(敷地や建物内で自殺、他殺、孤独死などの事件事故のあった物件)や心理的瑕疵(物件内において過去に起きた事件事故によって、人が嫌悪感を持つ物件)のある物件でも買取可能な場合があります。

●売却価格がすぐに決まるので住み替えの資金計画が立てやすい

『仲介』では売出価格は高く設定出来ますが実際に売れる価格は一般個人が現れるまで不明確です。『買取』では査定価格がすぐに出るため資金計画は立て易くなります。

ただし『買取』の最大のデメリットは?

『仲介』で売却するより売却価格が安くなることです。一般的に買取価格は不動産の市場価格より、2割から3割ほど安くなります。特別な事情がない限り不動産会社の『仲介』で売却活動する方が『買取』より、高く不動産を売却することができます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました